できることなら自転車は一台で良い。と思っています。
僕のように完全にハマった人間は自転車でやりたい事の幅が広くなるので数台所有せざるを得ないのですが、保管もお金もメンテも大変になります。
もちろん販売側の目線だと複数台買って貰えるのはありがたいのですが、正直に言ってあまり乗らない自転車をただ持ってるのってなんとなくモヤモヤする🙄
そして、TOLT周辺の環境を一台の自転車で楽しむなら“オールロード”が有力候補かもしれません。
“グラベルロード”は砂利道などの未舗装路の比重が高い設計で、オールロードはもう少しアスファルト寄り。
ロードバイク→オールロード→グラベルロードの順にタイヤが太くてゴツゴツになるイメージです。
とは言え、最初から“オールロード”として販売されているモデルはまだまだ少ないので、選択肢の数を考えれば700cグラベルロードのタイヤをスリックorセミスリックタイヤに交換するのは良い方法です。
少し以前にはなりますが、写真はタイヤ交換をして納車させて頂いた @fujibikes_jpn のFEATHER CX +。
元々凸凹タイヤのグラベルロードだけど、太めのスリックタイヤもよく似合います。乗り心地が良くてパンクにも強いから路面を選ばない万能ロードバイクです。ロードバイクよりも安心安全。
未舗装路はガンガン楽しめるわけではありませんが、サイクリング途中で時々現れる地道、砂利道くらいは安定してクリアできます。
グラベルロードに比べると軽くて加速も良いので、ロードバイクらしいスカッとした乗り味も堪能できる。
街中の段差くらいは余裕だし、前カゴやキャリア、ドロヨケも装着可能な拡張性があって通勤などの普段使いも🙆🏻♂️
クロモリフレームは頑丈で、多少コケてもダメになることはありません。その意味で、幅広く、永く使いたいならクロモリオールロードが最適かも。
逆にできない事を挙げた方が分かりやすい。苦手なのは、
①結果を求めるロードレース志向
※フィットネスやファンスポーツとしてのスピードは十分です。
②未舗装路での加速や段差で遊ぶ。
※タイヤをブロックパターンに戻せば対応可。
TOLTでは多くのグラベルロードを扱っていますが、その大半が700cのタイヤが太すぎないモデルで、それらはオールロード的なカスタムがしやすいです。
自転車ってその地域の道路事情とか街の大きさで最適解が違うわけですが、京都南部や奈良のカントリーロードにはオールロードがちょうど良いかと。
まあ、昔の自転車で考えると“ランドナー”や“スポルティーフ”が近いと思うので、原点回帰って感じなんですけどね👻