
COOZY Light ¥198,000-(税込) LAVENDER AMETHYST
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試乗車として入荷したのはWIMO(ウィーモ)の最新モデルCOOZY Lightです。何がいいって、コンパクトさ、軽さ。
昭和のミニサイクルを思わせる可愛さなのに、最新の電動アシストユニットを搭載しています。
狭い駐輪場で押し歩いても取り回しが良いし、段差をサクッと持ち上げられる。それでいて乗ったら低重心で安定している。優しいフレームの形といい、日常に寄り添う道具としてとても良くできています。
以前から存在は知っていた日本のブランドですが、この春の展示会で実物を見て、その手近なスケール感がすぐに気に入りました。で、よくよく見ると気遣いのディテール。
ハンドルポストは畳めて、シートポストも下げれば一層コンパクトに。玄関先に置きたい。たまにクルマに乗せる必要がある。そんな用途に嬉しい仕様です。因みに、ハンドルポストを畳むと単に背が低くなるだけでなく、ハンドルが車体と直行するので、全幅も薄くなって側を通りやすいです。
ここもポイントが高い、ベルトドライブ。チェーンと違ってオイル不要なのでパンツの裾が汚れません。清潔&メンテナンスフリー。
Selle Royal社の幅広サドル。さすがのイタリアブランド、大きくても見た目が良い。サッと持ち上げられるようサドル下に持ち手付きです。
基本的に自転車は後ろ半分の方が重いので、段差を持ち上げる時にサドルをグッと掴む必要があります。バッテリーやモーターを搭載する電動自転車は余計に。
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でも下の写真の通り、COOZYはフロントモーターなので、リアがそれほど重くない。そもそも総重量が17.5kgと十分に軽いのだけど、前後の重量バランスが良いから余計に軽く感じます。
家前に段差がある、駐輪スペースが狭くて一時的に持ち上げる必要がある。そんなユーザーさんは結構多いので “乗っていない” ときの取り回しも重要です。
ヘッドバッチ。このプレートを取るとネジ穴があって、フロントバスケットを装着できます。
※下の写真はWIMOさん撮影
ヘッドチューブに取り付けるので、バスケットの重量がステアリングと切り離されています。一般的な電動ママチャリは荷物を積むとハンドルが重くなりますが、COOZY Lightはハンドル操作に影響がありません。
前後共、スポーツ自転車で一般的なVブレーキを採用しています。
電動ママチャリのほとんどが、一般ママチャリと同じキャリパーブレーキやローラーブレーキを採用しているのですが、本来は車体重量に釣り合わないブレーキシステムだと思っています。
その点、前後ともスポーツ自転車規格であるVブレーキというのはとても心強いです。
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ただし、雨の日の制動力まで考えれば「油圧ディスクブレーキ」がベストであることはお伝えしておきます。メンテナンスのしやすさ、軽量性でVブレーキにもメリットはありますが、ここでVブレーキを採用している理由は製造コストにあると思われます。油圧ディスクブレーキを搭載すれば2〜3万円は定価が上がるでしょうから、結局、ユーザー目線で見たとしてもコストパフォーマンスに優れるVブレーキという選択は正しいと思います。
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基本的な制動力は【油圧ディスクブレーキ>Vブレーキ>キャリパーブレーキ>ローラーブレーキ】
コントロールスイッチ。ここの質感がちょっとチープなメーカーも多いのですが、これなら見やすくスマート。手袋をしていても操作しやすい。
以下は、正直に言って特質すべき機能とは言えないけれど、押さえておいて欲しい部分をしっかり押さえているという意味でご紹介を。
後輪のリングロック。
シマノ内装3段変速機。停止中に切り替えOKなタイプです。
バッテリーから給電するフロントライト。
店頭試乗車は“ラベンダー アメジスト”ですが、全5色のラインナップで、もちろん他カラーもお取り寄せできます。
詳細はブランドページもご覧下さい。
https://www.wimo.co.jp/
WIMOブランド製品はキッズバイク含めて全て取り扱いしていますので、気になるモデルがあればお問合せください。