2022.2.11 / “初めの一歩” を真面目に考え、丁寧に作られたロードバイク。BRIDGESTONE ANCHOR RL3 DROP Claris

BRIDGESTONE ANCHOR / ブリヂストンアンカー
RL3 DROP Claris  ミッドナイトブラック ¥98,000-(税込)


“初めてのロードバイクにおすすめ”
というのは、自転車屋では使い古されたフレーズ。
でもブリヂストンアンカーの RL3 DROP claris は紛れもなく“初めの一歩”を真面目に考え丁寧に作られたロードバイクです。


正直に言って、価格って重要です。何にお金をかけるかってその人の価値観と重なるので、簡単に「ロードバイク買うなら最低20万円はかけるべきですよ」とは言えません。

グルメと自転車が好きなら、自転車に10万円、食べ歩きに10万円かけた方が幸せかもしれないですよね。

TOLTのポリシーのひとつは、「知らない人に伝える」というもので、マニアックよりビギナーを増やしたいと考えています。(もちろんマニアックも楽しいです。)そんなビギナーにとってまずハードルとなるのが車体価格。

始める前の人は、自転車にどれくらい価値があるかまだ分からないので、

「続かなかったらどうしよう?」

と思います。できれば安く始めたい。

かといってスポーツ自転車としての性能を犠牲にしている安物だと、ロードバイクの楽しさは伝わらずに終わってしまいます。

そこで“初めてのロードバイクにおすすめ”なのが「RL3」というわけ。

アルミフレームにカーボンフォーク。コラムと呼ばれる、フォークから上に伸びるフレーム内部のパイプまでカーボンです。これは他社だと軽量な上位グレードに見られる仕様で、入門モデルに採用してるのは珍しいです。

変速機やブレーキは全てSHIMANO製品を使っています。やはりSHIMANOの信頼性は高く、予備知識の少ないビギナーにとって嬉しい仕様です。

タイヤ幅は28mm。主流は25mmなのでやや幅広です。多少重量は増えますが、ビギナーに合わせて乗り心地と安定感を重視した選択です。

サドルもビギナー向けに少し厚みのあるものを。自転車購入直後にお尻が痛くて、追加で柔らかいサドルを買うユーザーさんも多いですが、これならそのまま使えそうです。

サドルは分厚く、タイヤは太い。乗り心地は良くなりますが、カーボンコラムで軽くなった分の車体重量は相殺されてしまうかもしれません。

商品カタログに掲載する重量が増えてしまうのはメーカーとしては不利です。それを承知の上でビギナー向け仕様にしてくるあたり、ブリヂストンの真面目さを感じます。

軽量かつ乗り心地も良く、信頼できるパーツ構成。それでいて税込で10万円を切る価格。ビギナー向けロードバイクとして、本当に良質だと思います。

フィットネスはもちろん、ちょっと距離のある自転車通勤にもおすすめ。

詳しい仕様は、

https://www.bscycle.co.jp/anchor/bikes/rl3_drop/index.html

もご覧ください。

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