原です!
紀伊勝浦駅から普通電車に乗ります。
和歌山の御坊駅~新宮駅間はサイクルトレイン区間となっており、朝の通学時間帯を除くすべての時間帯が予約不要で自転車そのまま乗車可能となっています。
但し、運行本数は少なめ。1時間に1本あるかないかくらいなのでその点は注意ですね。
紀伊姫駅で降車。約26㎞のショートカットです。
紀伊姫駅からはまたサイクリング。ちょっと走れば橋杭岩に到着です!
一直線に並ぶ岩が、まるで橋の杭の様である事から名づけられています。
弘法大師と天邪鬼が橋を架ける競争をしたという伝承もあるそうです。
さて、サイクリングも終わりに近づいています。
宿泊するのは旧ダイワロイヤルホテルのメルキュール和歌山串本リゾート&スパです。
小高い丘の上に建っており、串本湾を一望できる…のですが自転車で上まであがるのはちょっと大変ですね(笑)
なんとこちらのホテル、部屋までそのまま自転車で入っても良いとの事でした。
和歌山はサイクリング観光を推奨しているので私の様に自転車での利用客も一定数いるのかもしれませんね。
室内です。
メルキュールブランドとしては2024年4月にオープンしたホテルですが、元は1998年のダイワロイヤルです。再オープンに合わせてロビーや客室が綺麗に改装されていますが、一部調度品や客室トイレは昔のままでした。ただ、清掃が行き届いているのとかなり割安な宿泊料金を考慮すると僕は大満足でした!(たぶん高い部屋は全部改装されていると思います)
メルキュールは今流行りの「オールインクルーシブ」ホテルです。
ロビー脇の喫茶コーナーではコーヒー、ジュース、ビール、おつまみなどが無料で頂けます。
くたくただったので、ちょっとだけビールを飲んでささっとお風呂に入り、夕食までひと眠りする事にしました。
夕食です!
夕食はバイキング形式で、追加料金なしでソフトドリンクやアルコールも飲み放題です。
食べる事がとにかく好きなので、いろんな料理を好きなだけ楽しめるバイキングは僕にとっては最高の食事です。
こちらのバイキングは力が入っている様で、豪華なメニューが多かったと思います。特にグリル野菜とサーモン、サラダが美味しかったですね。
翌朝。
5時起きで串本サイクリングへ出かけました。
目的地は本州最南端の潮岬です。
半島の先をぐるっと回って帰ってきて約18㎞の道のりです。
海岸沿いの道はこのように少し高台に位置しています。
アップダウンのある道のりですが、早朝なことに加え半島の先なので交通量はとても少ないので走りやすいです。
本州最南端に到着です!
トルコとの友好を築くきっかけとなったエルトゥールル号遭難事件はこのあたりで起こった出来事です。台風に直撃し操舵を失った船は串本沖のこの船甲羅(ふなごうら)と呼ばれる岩礁地帯に座礁したそうです。
そんな岩礁の上に人影が…。釣り人です。どのように行くのでしょうか…?
少し休憩しホテルまで戻りました。
この日の早朝サイクリングはとんでもない高湿度でちょっと大変でした。
朝食バイキングです。和洋どちらも充実しており大満足でした。
スムージー等も複数種類有り、やはり豪華でしたね。
パンケーキはその場でシェフに焼いてもらうタイプでほかほかふわふわ。
朝食バイキング協会に加盟したい程に朝食バイキング好きの僕がおすすめします。
ちなみに宿泊料金は朝夕食事付きで1人16,000円でした。
さて!帰路につきます!
串本駅から特急くろしお(パンダ号)に乗車します。
くろしおも白浜~新宮間は「くろしおサイクル」として予約不要で自転車の持ち込みが可能となっています。
改札で専用カバーを受取り、カバーを被せるだけなので、車輪を外したりする手間はありません。
こんな感じで垂直に立てかけて、自転車だけで2席専有して乗車できます。
人間も合わせると合計3席を使う事になります。座席の使い方が贅沢です。
あっという間に新宮駅に到着!帰りもWE銀河に乗る為わざわざ新宮駅までやってきました。
WE銀河は串本駅からも乗車可能ですが、くろしおサイクルを体験したかったので新宮駅まで来ました!
WE銀河入線。
綺麗に洗車されているので光っています!
帰りは昼行便なので通常座席を指定。
座席タイプもシートサイズはゆったりたっぷり。ヘッドレストが左右に張り出しておりぐっすり眠れる予感です。さすがに夜行便で隣の席に乗客がいるのは眠れる気がしませんが、昼行で居眠りくらいは十分ですね!
シートピッチは1200mmとかなり余裕のある作りです。(新幹線のグリーン席が1160mm)
座席を倒しても圧迫感が少ないのでゆったり電車旅を満喫できますね。
自転車は輪行袋に入れて大型荷物スペースへ入れてます。
ちなみに行きも帰りも大型荷物スペースはほとんど利用されていませんでした。
さようなら新宮。さようなら和歌山。
途中の写真はほとんどありません。
ずっとうとうとまどろんでおりました。
とってもとっても快適でした。偶然隣の席が空いていたのも大きかったです。
帰りは天王寺で下車し、JR奈良まで。JR奈良からはバスで高の原まで帰宅しました。
今回はWE銀河に乗る事が一番の目的ではありましたが、折り畳み自転車がある事で、ゆったりと和歌山観光サイクリングを楽しむ事ができました。
小径車のゆったり感と持ち運びの容易さに加え、和歌山県のサイクルトレインの充実度のおかげで、とても満足度の高い旅となりました。