2022.4.1 / made in 京都 のバイクブランド「E.B.S (Engineered Bike Service)」の取り扱いを始めました。

E.B.S / STUFF DISC  フレームセット ¥121000(税込)~

made in 京都 のバイクブランド「E.B.S (Engineered Bike Service)」の取り扱いを始めました。

“暮らしに根ざした、普段使いの一生モノ”というコンセプトを掲げ、丁寧に作られた精度の高いハンドメイドフレームを“適正価格”で世に送り出す、几帳面で紳士的なメーカーです。そのラインナップはミニベロやグラベルロード、ATB、ロードバイク、シングルスピード、カーゴバイクなど多岐に渡ります。


フルオーダーフレームは設計をゼロから行って作成するために非常に高価になります。それでは“暮らしに根ざした”自転車として普段使いすることはできない。フルオーダーはとても楽しいですが、やはり娯楽用の嗜好品です。

そこでEBSは数種類のモデルとサイズを予め用意。そこに自由なカラーリングや細かな要望(スタンドや泥除け、キャリアの有無等々)を付け加えることで、価格を抑えつつも一生使えるお気に入りの一台を仕立てます。

このバランス感覚にすごく共感できます。「自分好みの自転車を心地よく長く使いたい。」そう思っている人は多いはず。でもフレーム寸法をミリ単位で調整したり、パイプの厚さで乗り味をコントロールしたいと考える人はごく稀です。

精度は高く丈夫で長持ち。にも関わらず価格は台湾や中国製の既製品フレームと大きく変わりません。唯一の欠点は納期。基本的には受注後の生産になることが多いので3~4ヶ月ほどかかります(未塗装のフレーム在庫がある場合は1ヶ月ほど)。でも、一生もののためなら数ヶ月の我慢はできますよね?しかもコロナ禍の今なら既製品ですら数ヶ月待ちはよくあること・・・

最初に入荷したのはSTUFF DISCというモデル。パーツの選び方で色々なバイクに仕立てられますが、グラベルロードとして組むのが前提の設計です。普段使いはもちろん、ロングツーリングや林道サイクリングまでこなせる守備範囲の広い一台です。

基本のフレームセットの価格は¥121000(税込)。店で完成車として組み上げると23~30万円程度でしょうか。基本価格に、塗装色によってアップチャージがあります。通常の単色塗装はプラス¥13200(税込)。展示車両の「パーカーRAWフィニッシュ」は¥22000です。

鉄の色をそのままに、錆止め処理とクリア塗装だけの究極にシンプルなフレームです。継手に真鍮ロウの色が出るのも面白い、クロモリの素材感を最も堪能できる塗装です。雰囲気も作り方もコンクリート打ちっ放しの建物に近い雰囲気があり、個人的にも大好きな仕上げです。


クロモリパイプは国産のカイセイ022。ものすごく軽量というわけではありませんが十分に軽量。そして普段使いでガンガン乗れる耐久性を持ち合わせています。

キャリアとフェンダーダボは標準装備。加えてセンタースタンド台座も標準なのが嬉しいです。海外メーカーのグラベルロードは、センタースタンド取付不可のものが多いので。この辺りはやはり“暮らし”を意識した設計ですね。

フラットマウントのディスクブレーキ対応です。規格は現代的でパーツ選びに困りません。

なで肩のフロントフォーク。

車軸は前後スルーアクスル(フロント12×100㎜ 、リア12×142㎜) 規格です。

今後もEBSの展示フレームが順次入荷予定です。一部は組み上げて試乗車にする予定です。コロナ禍でパーツも入手しづらい状況ですが・・・完成次第またお知らせします。

EBSはミニベロやロードバイクなど、個性的なモデルを数多く出しています。オーダーなのでもちろんカラーリングも様々。見ているだけで面白いブランドです。そしてやはり良心的な価格設定も大きな魅力。良いものをより多くの人に。という意気込みを感じずにはいられません。

詳しくはブランドホームページもご覧ください。

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