2020.11.6 / MTBのサスペンションは本当に必要?フルリジッドマウンテンバイク “ジェイミス / JAMIS SEQUEL S3”

JAMIS / ジェイミス SEQUEL S3 ¥95,000+TAX

「あってもなくてくもいいものは、ないほうがいいんだな。」

サスペンションの話です。今発売されているマウンテンバイクはほとんどがフロントサスペンション付き。より本格的になれば前後共にサスペンションが付きます。

でもそれがほとんどの人に必要かと言えば、そうじゃないのでは?

というのも、TOLTのお客さんの多くが、山に走りにくと言っても軽い林道ツーリングがメインです。高度な技術が必要なトレイルを望んでいない人にとっては、サスペンションは不要かもしれません。

「初心者こそサスペンションの手助けが必要。」という考えもありますが、

あくまで初心者が難しいことにチャレンジする場合に必要なわけで、キャンプツーリングや森林浴、自然を満喫するためのMTBならフルリジッド(前後共サスペンションなし)はすごくおすすめです。

JAMISは今では数少ないフルリジッドMTBを推しているちょっと珍しいブランド。ただし、このセクエルは本格MTBに比べばタイヤ幅は少し細いので正確にはクロスバイクのカテゴリに片足を突っ込んでいる感じでしょうか。元々付いているタイヤは47mm幅、クリアランスから見ると2.1インチ幅は十分入りそうです。

サスペンションが付いていないことの利点ですが、思いつくのは4つ。

・車体重量が軽くなる(登りが楽)

・ペダリングのロスが無くなる(サスペンションが沈むと、ペダルを踏んだ力は逃げやすい)

・メンテナンスが不要(ノーメンテでボロボロのサスペンションをよく見ます)

・価格が手頃(サス付きに比べて)

大きな段差や下り坂を突破して、エキサイティングに遊びたいならサスペンション付き。

おだやかな林道ツーリングを楽しむならフルリジッド。

奈良の若草山はもちろん、郡山の矢田山もほとんどのルートはフルリジッドで楽しめると思います。

軽くてペダリングロスがないので、上り坂はかなり楽になります。基本的に山遊びの半分は登り。楽に登って穏やかに下る、そんなライダーにぴったりです。

細身のクロモリフレームにボリュームのあるタイヤ。この組み合わせは理屈抜きにグッときます。

フロント変速機なしのシングル仕様なのでチェーントラブルも心配ありません。

フロント変速もサスペンションも、使わないものはない方が良い。そんなシンプルMTBです。

もっと言えば、ちょっとタイヤを細くすればクロスバイクとしても使えます。クロスバイクとマウンテン、1台2役なので、複数台所有する必要がなく断捨離できる。そういう意味でもシンプルですね(笑)

グレード違いのSEQUEL S2も近日中に入荷予定です。

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